SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-096

SkyMeal Flight 96: ツバルへ行く

海に沈みゆく国で、タロの葉がココナッツクリームに包まれて蒸される。

From
東京
To
フナフティ
Time
約20時間(乗継)
Meal
パルサミ

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
海抜数メートルの細長い環礁と、島を飲み込みそうな青い大海原
おすすめの店
現在調査中
次に食べたい料理
次はタロのココナッツがけトゥロロか、甘い点心フェケイへ。

葉を開くと、ココナッツの香りと蒸気が立ちのぼる。青菜のほろ苦さに、クリームのコクと缶詰肉の塩気が重なる。国土が海に沈もうとしていると思うと、この一皿の一口一口が、いっそう愛おしく感じられた。

ツバルの国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

トゥロロ(Tulolo)

蒸したタロを叩いてココナッツクリームをかける素朴な一皿。

パルサミ(Palusami)

タロの葉でココナッツと缶詰肉を包んで蒸す家庭料理。

フェケイ(Fekei)

おろしたタロにココナッツを混ぜ、葉で包んで蒸す甘い点心。

一皿の物語

パルサミの表の顔は、タロイモの葉でココナッツクリームと具を包んで蒸した素朴な家庭料理。けれど裏側には、耕地がほとんどない環礁で、限られた作物と缶詰、ヤシの実だけで暮らしを成り立たせる——海面上昇に脅かされる小国の切実さという顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

ツバルの食卓は、世界で最も海抜の低い国の一つ、南太平洋の環礁の暮らしに根ざす。ココナッツやタロイモ(プラカ)、パンノキと魚介が主食で、ココナッツミルクを多用する。焼き・茹でが中心で、限られた耕地のため輸入米や缶詰も生活に浸透している。パンダナスや海鳥の卵も利用する。海面上昇で国土そのものが沈もうとしている中、ヤシと海に頼る食文化が静かに続いている。

生活の知恵

タロイモの葉すら捨てず、ココナッツクリームで包んで蒸せば濃厚な一皿になる。沼地で育つタロは、島の貴重な保存作物だ。缶詰の肉を葉で包んで蒸せば、限られた食材でごちそうになる。ヤシの実のクリームが、質素な素材に豊かなコクを添える。乏しい環礁の恵みを、葉とヤシで無駄なく生かす知恵が生きている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 パルサミ(葉包みココナッツ蒸し)

ほうれん草(タロの葉の代替)…200g、コンビーフ缶…150g、玉ねぎ…1/2個、ココナッツミルク…200ml、マヨネーズ…小さじ2(任意)、塩…小さじ1/2、アルミホイル…適量

ほうれん草はよく洗って水気を拭く。ボウルでコンビーフ・薄切り玉ねぎ・塩・マヨを混ぜる。葉を重ねて中央に具を置き、ココナッツミルクを少量かけて包み、アルミホイルで密封する。包みを2個作り、180℃のオーブンで75分(または蒸し器で70〜80分)、葉が柔らかくなるまで加熱する。開封時の蒸気に注意し、残りのココナッツミルクをかけて供する。

1人前 約300円から 約90分

本場はタロの葉と缶詰肉を使う。日本版はほうれん草で代えても、ココナッツクリームで包んで蒸す食べ方で太平洋の島の味になる。

SkyMealスコア

15/25
うまさ
3/5
異国感
4/5
コスパ
4/5
ファーストクラス映え
3/5
日本で食べやすさ
1/5

ココナッツの葉包み蒸しは素朴で優しいが地味。日本に専門店はほぼ無く、家庭での再現が中心となる。