SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-094

SkyMeal Flight 94: チュニジア共和国へ行く

地中海の対岸で、ひよこ豆のスープに昨日のパンを浸す朝がある。

From
東京
To
チュニス
Time
約16時間(乗継)
Meal
ラブラビ

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
地中海を望む青と白の街並みと、古代カルタゴの遺跡
次に食べたい料理
次は揚げ包みのブリックか、クスクスとハリッサへ。

スープを吸ったパンを口に運ぶと、クミンの香りとハリッサの辛味が体を温める。余ったパンがこんなに満足な一杯になるのかと感心した。倹約から生まれた朝食に、地中海の対岸の暮らしのリアルが見えた気がした。

チュニジア共和国の国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

ラブラビ(Lablabi)

ひよこ豆のスープに固くなったパンを浸す、庶民の朝食。

ブリック(Brik)

薄い生地に卵やツナを包んで揚げる、人気の前菜スナック。

ハリッサ(Harissa)

唐辛子をベースにした、料理の芯となる辛いペースト。

一皿の物語

ラブラビの表の顔は、ひよこ豆のスープに固くなったパンを浸した庶民の朝食。けれど裏側には、余ったパンを無駄にせず、クミンとハリッサの辛味で温かい一杯に生まれ変わらせる——倹約と工夫が生んだ冬の定番という顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

チュニジアの食卓は、地中海とマグリブ(北アフリカ)の食文化が交わってできた。クスクスを主食に、唐辛子ペーストのハリッサとオリーブ油、魚介や羊肉、香辛料、デーツを多用する。北アフリカで最も辛い料理と言われるほど、ハリッサの辛味が食卓の芯だ。フランス植民地の影響でパンやパティスリーも根づく。多彩な前菜メズゼや保存食、屋台料理も豊富。地中海の明るさと砂漠の力強さが同居する食文化だ。

生活の知恵

固くなったパンも、ひよこ豆のスープに浸せば温かい一食、ラブラビになる。安いひよこ豆はスープにもペーストにもなる万能選手だ。薄い生地に卵とツナを包んで揚げれば、手軽なブリックに。ハリッサという保存の効く辛味ペーストひと匙が、質素な料理を一気に「その土地の味」にする。倹約と香りの知恵が生きている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 ラブラビ(ひよこ豆のスープ)

ひよこ豆(水煮)…300g、水または薄いチキンブロス…600ml、にんにく…2片、クミン粉…小さじ1と1/2、ハリッサ…小さじ2、オリーブ油…大さじ1と1/2、固くなったパン…100g、レモン…1/2個、塩…小さじ2/3、卵…2個(任意)

鍋にひよこ豆・水・潰したにんにく・クミンを入れ15分温める。別鍋で卵をポーチドエッグにする(任意)。器にちぎったパンを入れ、スープを注ぐ。ハリッサとオリーブ油を回しかけ、レモンを搾り、塩で味を整える。卵をのせて供する。

1人前 約250円から 約25分

本場は乾燥ひよこ豆を一晩戻して煮る。日本版は水煮豆で時短しても、クミンとハリッサ、パンを浸す食べ方で北アフリカの朝の味になる。

SkyMealスコア

18/25
うまさ
4/5
異国感
3/5
コスパ
5/5
ファーストクラス映え
3/5
日本で食べやすさ
3/5

ひよこ豆のスープは滋味深く安価。北アフリカ料理店も増え、ハリッサの辛味調整も自在な優等生。