SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-070

SkyMeal Flight 70: シリア・アラブ共和国へ行く

古都アレッポの香りが、砕き小麦と肉の団子に凝縮される。

From
東京
To
ダマスカス
Time
約16時間(乗継)
Meal
キッベ

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
世界最古の都市の石畳の路地と、その先に広がる乾いた台地
おすすめの店
Zenobia
Zenobia
Palmyra
次に食べたい料理
次は砕きパンのファッテフか、ぶどうの葉包みヤブラクへ。

砕き小麦の香ばしい衣を割ると、松の実と肉の香り高い具が現れる。食感の重なりが楽しい。世界屈指の美食の街だったアレッポの記憶を、難民となった人々が世界で守り続けていると思うと、一口の重みが違って感じられた。

シリア・アラブ共和国の国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

キッベ(Kibbeh)

砕き小麦と肉の生地に肉を詰めて焼く、国民的な一品。

ファッテフ(Fatteh)

揚げピタにひよこ豆とヨーグルトを重ねる砕きパン料理。

ヤブラク(Yabrak)

ぶどうの葉に肉と米を包んで煮込む詰め物料理。

一皿の物語

キッベの表の顔は、砕き小麦と肉を練った生地に肉を詰めた国民的な一品。けれど裏側には、ラグビーボール形に成形する繊細な手仕事があり、その出来映えで料理人の腕が測られる——世界最古級の食文化が誇る、職人技という顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

シリアの食卓は、人類最古の都市文明の一つが栄えたレバントの地に根ざす。とりわけ古都アレッポは、シルクロードの要衝として世界屈指の美食で知られた。オリーブ油と香辛料を多用し、フムスやタブーレ、キッベといったメゼ(前菜)の小皿を豊かに並べる。地中海、トルコ、アラブの食が幾層にも重なる。内戦で多くが失われたが、難民となった人々が世界各地でその味を守り続けている。

生活の知恵

砕き小麦を肉に混ぜれば、少しの肉でも団子や生地に嵩を増やせる。硬くなったピタは揚げてヨーグルトと重ね、砕きパン料理ファッテフに生まれ変わる。ぶどうの葉に米と肉を包めば、少量で大皿の詰め物料理になる。乏しい素材を小麦とパンで膨らませ、豊かに見せる知恵が生きている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 焼きキッベ

ブルグル(砕き小麦)…100g、牛ひき肉(赤身)…450g、玉ねぎ…1個、松の実…20g、オールスパイス等のスパイス…小さじ1、植物油…小さじ2、塩…小さじ3/4、黒こしょう…少々

ブルグルは水で15分戻して絞る。外側用にひき肉300g・玉ねぎ50g・スパイス・塩半量をフードプロセッサで練る。具は油で玉ねぎ100gを炒め、ひき肉150gと松の実・残りの塩こしょうで炒める。耐熱皿に外側生地の半量→具→外側生地を重ねる。菱形の切り込みを入れ、180℃で35〜40分焼く。

1人前 約350円から 約60分

本場は手で成形して揚げる繊細なキッベ。日本版は天板で焼く方式にすれば、砕き小麦と肉の香ばしさで手軽にレバントの味になる。

SkyMealスコア

18/25
うまさ
4/5
異国感
3/5
コスパ
4/5
ファーストクラス映え
4/5
日本で食べやすさ
3/5

砕き小麦と肉の香ばしさは親しみやすい。中東料理店も各地にあり、メゼとともに楽しめる。