Flight Note
フライト情報 & 搭乗記
- 窓から見たい景色
- 雪を頂くアルプスの峰々と、山あいの湖に映る木造の山小屋
- 次に食べたい料理
- 次はラクレットか、じゃがいもを焼き固めたロスティへ。
とろりと溶けたチーズをパンに絡めて頬張ると、ワインの香りとチーズのコクが一体になる。皆で一つの鍋を囲む温かさもごちそうだ。乏しい冬を生き抜くための倹約が、こんなに幸福な団らんの料理になったことに、少し感動した。
Food Data
料理データ
今日の機内食候補
溶かしたチーズにパンを浸して食べる、冬の定番の鍋料理。
チーズを溶かしてじゃがいもやハムにかける料理。
細切りじゃがいもを焼き固めるスイス版ハッシュブラウン。
一皿の物語
フォンデュの表の顔は、溶かしたチーズにパンを浸して食べる楽しい鍋料理。けれど裏側には、雪深い冬の山村で、硬くなったチーズと古いパンを無駄なく食べ切るために生まれた——乏しい季節を生き抜く倹約の知恵という顔がある。
なぜこの土地で生まれたか
スイスの食卓は、アルプスの山々と、ドイツ・フランス・イタリアが交わる多言語国家の多様さの上にできた。豊かな山の乳から作るチーズが食文化の中心で、フォンデュやラクレットは冬の定番だ。じゃがいもを焼いたロスティ、そして世界に誇るチョコレート。地域ごとに言語も料理も異なるが、乳製品への深い愛は共通している。厳しい山の環境が育んだ、保存と分かち合いの食文化だ。
生活の知恵
硬くなったチーズも、白ワインで溶かせばごちそうのフォンデュになる。古くなったパンは浸して食べ切る。細切りのじゃがいもを焼き固めれば、それだけで一食のロスティに。雪深い冬に備えて乳をチーズに変え、無駄なく食べ切る——山の暮らしが育んだ倹約の知恵が生きている。
SkyMeal式レシピ
グリュイエール…180g、エメンタール…120g、辛口白ワイン…150ml、にんにく…1片、コーンスターチ…小さじ1、キルシュ(または白ワイン)…小さじ2、レモン汁…小さじ1、黒こしょう・ナツメグ…少々、バゲット…250g
チーズは細かくすりおろす。鍋の内側をにんにくで擦り、白ワインとレモン汁を温める。コーンスターチをキルシュで溶く。弱火でチーズを少しずつ加えて溶かし、キルシュ液を入れてとろみを整える。こしょう・ナツメグで調え、保温しながら一口大のパンを浸して食べる。
本場はアルプスのチーズを数種ブレンドする。日本版は市販の溶けるチーズを混ぜても、白ワインとナツメグの香りで十分に山のフォンデュになる。
SkyMealスコア
- うまさ
- 5/5
- 異国感
- 2/5
- コスパ
- 3/5
- ファーストクラス映え
- 4/5
- 日本で食べやすさ
- 4/5
溶けたチーズの幸福感は万人向けで、皆で囲む楽しさも格別。専門店も多く、特別な日にふさわしい。