Flight Note
フライト情報 & 搭乗記
- 窓から見たい景色
- 熱帯林を流れる茶色い大河と、オランダ風の木造建築が並ぶ首都
- おすすめの店
- サクラカフェ&レストラン 池袋
- 次に食べたい料理
- 次はカレー包みのロティか、澄んだサトースープへ。
オレンジの甘酸っぱさをまとった鶏と、しっとりした芋のペーストが一体になって、初めてなのに懐かしい。多民族が共存する小さな国で、クレオールの人々がこの一皿を「我々の味」と守り伝えていると思うと、料理の力を感じた。
Food Data
料理データ
今日の機内食候補
鶏とタロ芋のペーストを重ねて焼く、クレオールの祝いの一皿。
カレー風味の鶏や豆を薄いパンで包むインド系の料理。
鶏や春雨、揚げ芋を盛る、ジャワ由来の澄んだスープ。
一皿の物語
ポモの表の顔は、鶏とタロ芋のペーストを重ねてオーブンで焼いた、しっとり甘酸っぱいごちそう。けれど裏側には、アフリカ系スリナム人(クレオール)が祝いの日に必ず作る一皿であり、多民族国家の中で「我々の料理」を守り伝える——アイデンティティの結晶という顔がある。
なぜこの土地で生まれたか
スリナムの食卓は、南米の北端にありながら、先住民・アフロ・インド系・ジャワ系・中国系・オランダという驚くほど多様なルーツが一つの国に共存する坩堝だ。米やキャッサバ、魚介、プランテンを土台に、インド系のロティ、ジャワ系のナシ、クレオールのポム、中国系の影響が日常に並ぶ。マダムジャネットという激辛唐辛子が味の芯だ。世界でも稀な多文化の食卓が、小さな国に凝縮されている。
生活の知恵
タロ芋のペーストで鶏を包んで焼けば、少しの肉でも豪華な一皿になる。薄いパン、ロティでカレーを包めば手軽な一食に。豆と鶏、春雨を一椀にまとめたサトースープは、あるものを効率よく満たす知恵だ。多様なルーツの技法を組み合わせ、限られた素材を豊かに変える知恵が生きている。
SkyMeal式レシピ
鶏もも肉…400g、オレンジ果汁…100ml、レモン果汁…大さじ1、玉ねぎ…1個、にんにく…8g、セロリの葉…10g、ハバネロ(丸ごと)…1個、油…大さじ1、里芋(タロ芋の代替)…400g、砂糖…小さじ1、塩…小さじ3/4、黒こしょう…少々
鶏を一口大に切り、オレンジ・レモン果汁・にんにく・塩こしょうで30分下味する。玉ねぎ・セロリを油で炒め、鶏を加えて軽く火を入れる。すりおろした里芋に砂糖・塩少々を混ぜ、半量を耐熱皿に敷く。鶏と炒め玉ねぎ・ハバネロをのせ、残りの里芋で覆う。180℃で45〜60分、表面がきつね色になるまで焼く。
本場はポムタイヤーという固有のタロ芋が命。日本版は里芋で代えても、柑橘の甘酸っぱさと鶏の旨みでクレオールの祝いの味になる。
SkyMealスコア
- うまさ
- 4/5
- 異国感
- 4/5
- コスパ
- 3/5
- ファーストクラス映え
- 4/5
- 日本で食べやすさ
- 1/5
甘酸っぱく焼いた鶏と芋は個性的で滋味深い。日本に専門店はほぼ無く、家庭での再現が中心となる。