SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-075

SkyMeal Flight 75: スーダン共和国へ行く

ナイルが合流する国で、羊肉が玉ねぎと香辛料でさっと炒め煮される。

From
東京
To
ハルツーム
Time
約16時間(乗継)
Meal
シャイヤ

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
青ナイルと白ナイルが合流する地点と、砂漠に沈む夕日
おすすめの店
SHENDI
次に食べたい料理
次は牛足のスープ、カオリか、酵母パンのグラサへ。

手早く炒め煮にした羊肉は、玉ねぎの甘みとクミンの香り、レモンの酸味が絡んでジューシーだ。派手ではないが、客をもてなすために貴重な肉を惜しみなく出す心が、この一皿の温かさに滲んでいる気がした。

スーダン共和国の国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

カオリ(Kawari)

牛や羊の足と野菜をスパイスで煮込む濃厚なスープ。

グラサ(Gurasa)

厚めに焼く酵母パン。肉のソースやオクラ煮込みをのせて。

シャイヤ(Shaiyah)

羊や牛を玉ねぎと香辛料で炒め煮にする祝いの肉料理。

一皿の物語

シャイヤの表の顔は、羊肉を玉ねぎと香辛料で手早く炒め煮にした素朴な肉料理。けれど裏側には、客が来た時や祝いの日に、貴重な肉を惜しみなく出して平パンで頬張る——厳しい環境の中での歓待の心という顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

スーダンの食卓は、青ナイルと白ナイルが合流する地で、アラブとアフリカの食文化が重なってできた。ソルガム(モロコシ)を発酵させた薄いパン、キスラや粥アシーダを主食に、ムッラ(煮込み)やフール(そら豆)を添える。ゴマ油やタヒーナ(ごまペースト)を多用し、羊肉料理も豊富だ。香辛料は控えめで滋味深い。カルカデ(ハイビスカスティー)やコーヒーを皆で囲む——素朴で温かい、もてなしの食文化だ。

生活の知恵

少しの羊肉も、玉ねぎと香辛料で手早く炒め煮にすれば、香ばしいごちそうになる。牛の足すら長時間煮込めば、濃厚なスープ、カオリになる。ソルガムを発酵させたパンは保存が効き、煮込みを受け止める。乏しい環境の恵みを、発酵と手間で無駄なく生かす知恵が生きている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 シャイヤ(羊肉のスパイス炒め煮)

ラム肩肉…400g(2〜3cm角)、玉ねぎ…1個、にんにく…2片、クミン…小さじ1、コリアンダー粉…小さじ1、黒こしょう…少々、レモン汁…大さじ1、塩…小さじ3/4、植物油…大さじ1、水…200ml

鍋に肉・玉ねぎ・にんにく・塩半量・水を入れ蓋をして弱火で15分下煮する。水分が少なくなったら油を加え中火で炒め、表面を香ばしくする。クミン・コリアンダー・こしょうを加え香りを出す。レモン汁でさっと酸味をつけ、塩で味を整える。肉が柔らかくジューシーになったら火を止め、平パンと共に。

1人前 約400円から 約35分

本場は羊肉と控えめな香辛料で滋味を引き出す。日本版もラム肉で、クミンとレモンを効かせれば十分にナイルの国の味になる。

SkyMealスコア

15/25
うまさ
4/5
異国感
4/5
コスパ
3/5
ファーストクラス映え
3/5
日本で食べやすさ
1/5

羊肉のスパイス炒め煮は親しみやすい味。日本に専門店はほぼ無く、家庭での再現が中心となる。