SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-083

SkyMeal Flight 83: セルビア共和国へ行く

バルカンの十字路で、チーズを巻き込んだ肉が黄金色の衣をまとう。

From
東京
To
ベオグラード
Time
約14時間(乗継)
Meal
カラジョルジェヴァ・シュニッツラ

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
ドナウ川とサヴァ川が合流する要塞の丘と、赤い屋根の街
次に食べたい料理
次は白豆の煮込みプレブラナツか、挽き肉のハンバーグ、プレスカヴィツァへ。

サクッとした衣を割ると、中からとろりとチーズが流れ出す。豪華で幸福な一皿だ。比較的新しい料理なのに建国の英雄の名を冠して国民に愛されると知ると、料理が国のアイデンティティを担う不思議を感じた。

セルビア共和国の国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

カラジョルジェヴァ・シュニッツラ(Karadordeva snicla)

クリームチーズを巻き込んで揚げる、豪華なロールカツレツ。

プレブラナツ(Prebranac)

玉ねぎとパプリカで白豆をじっくり煮るベイクドビーンズ。

プレスカヴィツァ(Pljeskavica)

挽き肉を薄く広げて焼く、バルカン風のハンバーグ。

一皿の物語

カラジョルジェヴァ・シュニッツラの表の顔は、濃厚なクリームチーズを巻き込んで揚げた豪華なカツレツ。けれど裏側には、20世紀に料理人が即興で生み出したという比較的新しい料理でありながら、建国の英雄カラジョルジェの名を冠して国民に愛される——誇りを託された一皿という顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

セルビアの食卓は、バルカン半島の十字路で、オスマン帝国と中欧の食文化が重なってできた。肉を炭火で焼く料理が豊富で、挽き肉の串チェバプチチや平たいハンバーグ、プレスカヴィツァが定番だ。乳製品カイマックとパプリカ、焼き野菜のペースト、アイヴァルを多用する。ぶどうの葉や野菜の詰め物サルマ、豆の煮込みも家庭の味。果実の蒸留酒ラキヤを傾けながら、皆で肉を囲む——豪快で温かい食文化だ。

生活の知恵

薄い肉にチーズを巻き込んで揚げれば、少量でも豪華な一皿になる。挽き肉を炭酸水と練れば、ふんわり嵩の増えるパティ、プレスカヴィツァに。安い白豆を玉ねぎとパプリカでじっくり煮込めば、常温でパンと食べる庶民の一皿、プレブラナツになる。乏しい素材を工夫で豊かに見せる知恵が生きている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 カラジョルジェヴァ・シュニッツラ(チーズ巻きカツレツ)

豚ロース薄切り…2枚、カイマック(またはクリームチーズ40g+サワークリーム20g)…60g、ハム…2枚、薄力粉…30g、卵…1個、パン粉…60g、揚げ油…適量、塩…小さじ1/2、黒こしょう…少々、レモン…1/4個

肉をラップで挟んで叩き、厚み5mmにのばして塩こしょうする。片面にカイマック(または代替)を塗り、ハムをのせて巻き、巻き終わりを下にして形を整える。小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつける。170℃の油で4〜5分揚げ、2分休ませる。油を切り、レモンを添える。フライドポテトやタルタルソースを好みで。

1人前 約400円から 約40分

本場は乳製品カイマックの濃厚さが命。日本版はクリームチーズで代えても、チーズを巻き込んで揚げる食べ方でバルカンの豪華な一皿になる。

SkyMealスコア

16/25
うまさ
4/5
異国感
2/5
コスパ
3/5
ファーストクラス映え
4/5
日本で食べやすさ
3/5

チーズ入りカツレツは日本人にも刺さる万人向け。バルカン料理店で近い味に出会え、家庭再現も可能。