SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-086

SkyMeal Flight 86: セントルシアへ行く

二つの尖峰の島で、青バナナと塩漬け魚が国民食の朝を開く。

From
東京
To
カストリーズ
Time
約26時間(乗継)
Meal
グリーンフィグと塩魚

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
海から鋭くそびえる二つの火山峰ピトンと、緑の熱帯林
おすすめの店
現在調査中
次に食べたい料理
次は塩ダラのフリッター、アクラか、家庭のスープ、ブイヨンへ。

青バナナはもっちりと芋のようで、塩ダラの旨味とよく合う。派手さはないが、朝から元気が出る素朴さだ。14回も支配者が変わった島で、この味が消えずに残ったと思うと、暮らしの根強さのようなものを感じた。

セントルシアの国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

グリーンフィグと塩魚(Green Figs and Saltfish)

茹でた青バナナに塩漬け鱈を炒め合わせる、島の国民食。

アクラ(塩ダラのフリッター)(Accras)

塩ダラのすり身をハーブで味付けして揚げるフリッター。

ブイヨン(Bouyon)

肉や根菜、豆を煮込むどろりとした家庭のスープ。

一皿の物語

グリーンフィグと塩魚の表の顔は、茹でた青バナナに塩漬け鱈を炒め合わせた素朴な朝食。けれど裏側には、フランスと英国が14回も領有を争ったこの島で、アフリカ由来の食材とクレオールの調理が根を張り続けた——支配の変転にも消えなかった、暮らしの味という顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

セントルシアの食卓は、二つの尖った火山峰ピトンで知られるカリブの島に根ざす。アフリカとフランスの影響を受けたクレオール料理が主流で、青バナナ(グリーンフィグ)と塩漬け鱈の組み合わせが国民食だ。海産物やキャッサバ、スパイス、ラム酒が親しまれる。フランスと英国が領有を争った歴史から、フランス系クレオール語も話される。トロピカルフルーツとペッパーソースが食卓を彩る、明るく力強い食文化だ。

生活の知恵

青いうちのバナナは、茹でれば芋のような主食になる恵みだ。保存の効く塩ダラは、少量でも旨味の濃いおかずになる。塩ダラのすり身を揚げれば、前菜のフリッター、アクラに。肉と根菜、豆を一鍋で煮込むブイヨンは、あるものを効率よく満たす知恵だ。島の恵みを保存と工夫で豊かに変える知恵が生きている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 グリーンフィグと塩魚

塩ダラ…200g、青バナナ(未熟・皮付き)…小6本、玉ねぎ…1/2個、ピーマン…1個、セロリ…30g、にんにく…1片、青ねぎ…20g、植物油…小さじ2、黒こしょう…少々

塩ダラは冷水で12時間塩抜きし、10分ゆでてほぐす。青バナナは両端を切り、縦に浅く切れ目を入れて皮付きのまま塩少々の湯で15〜20分ゆで、湯を切って皮をむく。フライパンで油を熱し玉ねぎ・にんにく→ピーマン・セロリを炒める。ほぐした塩ダラと青ねぎを加え、こしょうで調える。皿に青バナナを並べ、塩魚炒めをのせる。

1人前 約350円から 約40分(塩抜き別)

本場は島育ちの青バナナが主食。日本版は入手できる青バナナ(または茹でじゃがいも)で代えても、塩ダラの旨みでクレオールの味になる。

SkyMealスコア

15/25
うまさ
3/5
異国感
4/5
コスパ
4/5
ファーストクラス映え
3/5
日本で食べやすさ
1/5

青バナナと塩魚は素朴で滋味深いが地味。日本に専門店はほぼ無く、家庭での再現が中心となる。