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Food Data
料理データ
今日の機内食候補
酢と醤油で肉を煮込む、家庭ごとに味が違う国民食。
タマリンドの酸味が効いた、具だくさんのスープ。
豚を丸ごと炭火で焼く、祝いの席のごちそう。
一皿の物語
アドボの表の顔は、鶏肉や豚肉を酢・醤油・にんにくで煮込んだ、甘酸っぱく塩気の効いた国民食。けれど裏側には、冷蔵庫のない時代に酢で肉を保存した先人の知恵があり、家庭の数だけレシピがある「おふくろの味」の代名詞でもある——島国の暮らしに根ざした食という顔がある。
なぜこの土地で生まれたか
フィリピンの食卓は、七千の島々からなる国で、マレーや中国、スペイン、米国の影響を受けて育まれた。酢や醤油、にんにくとココナツを生かし、米を主食にアドボやシニガン、豚の丸焼きレチョンなど多様な味を楽しむ。甘酸っぱく塩気も強めで、屋台や家庭料理が豊富、地域性も色濃い。多くの文化が重なった、にぎやかで奥深い食卓が広がっている。
生活の知恵
酢と醤油で肉を煮込むアドボは、そもそも冷蔵庫のない時代に肉を日持ちさせる保存食だった。安い部位も酢でやわらかく煮え、汁ごと翌日まで楽しめる。タマリンドの酸味でスープにするシニガンは、余り野菜を無駄なく使う。祝いのときだけ豚を丸焼きにするレチョンで晴れの日を彩る。酢と発酵で保存し、素材を生かし切る島の知恵が生きている。
SkyMeal式レシピ
鶏もも(骨付き)…500g、にんにく…15g(薄切り)、ローリエ…2枚、黒胡椒(粒)…3g、しょうゆ…60ml、酢(米酢等)…80ml、水…120ml、油…10g、砂糖…少々
鍋に油を熱し、鶏の表面を軽く焼く。にんにく・ローリエ・黒胡椒・しょうゆ・酢・水・砂糖を加えて沸騰させる。弱火で25〜30分煮る。蓋を外して中火で汁を好みの濃度まで煮詰める。皮目を香ばしくしたい場合は取り出して焼き戻し、ソースに絡めてご飯とともに供する。
本場は家庭ごとに酢と醤油の配合が異なり、これぞという正解がない。日本版も身近な調味料で手軽に作れ、砂糖の量で好みの甘酸っぱさに調整できる。
SkyMealスコア
- うまさ
- 4/5
- 異国感
- 2/5
- コスパ
- 4/5
- ファーストクラス映え
- 2/5
- 日本で食べやすさ
- 4/5
酢醤油の親しみやすい味で日本人にも人気。フィリピン料理店が増え、家庭でも最も再現しやすい一皿。