SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-120

SkyMeal Flight 120: パプアニューギニア独立国へ行く

焼石の地中窯で豚と芋を蒸し焼きにする、祭礼の国民食ムム。

From
東京
To
ポートモレスビー
Time
約9時間(乗継)
Meal
ムム

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
深い熱帯雨林に覆われた険しい山々と、その裾に開ける海辺の集落
次に食べたい料理
次はサゴとバナナの団子サクサクか、主食のカウカウへ。

ホイルを開くと、ココナツを吸ったサツマイモがほくほくと崩れ、豚の脂と青菜の香りが立ちのぼった。素材同士が旨みを分け合った優しい味に、村総出で窯を囲む祭りの温かさを想像する。豚が特別なごちそうだと知ると、この一皿のありがたみがいっそう深く感じられた。

パプアニューギニア独立国の国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

ムム(Mumu)

焼石の地中窯で豚と芋を蒸し焼きにする、祭礼の国民食。

サクサク(Saksak)

サゴとバナナを葉で包み蒸す、ココナツで食べる甘味。

カウカウ(Kaukau)

主食のサツマイモ、焼く・茹でるなど多様に。

一皿の物語

ムムの表の顔は、焼いた石を敷いた地中窯で豚肉やサツマイモ、青菜を葉に包んで蒸し焼きにした、祝いの席のごちそう。けれど裏側には、八百を超える言語が話される多民族社会で、祭礼のたびに豚を振る舞い村総出で窯を囲む結束があり、山間部と沿岸で具材が変わる多様性を持つ——分かち合いの祭りの食という顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

パプアニューギニアの食卓は、驚くほど多様な多民族社会で、地域差が大きい。主食はサツマイモ(カウカウ)やタロ、サゴで、海産物や野生鳥獣も食べる。焼石の地中窯ムムで調理し、祭礼では豚を振る舞う。山間部と沿岸で食材が異なり、ココナツや熱帯果実も豊富だ。芋作りを中心とした焼畑農耕が暮らしの基盤にあり、食が共同体を結びつけている。

生活の知恵

焼いた石の熱で豚も芋も青菜もまとめて蒸せば、一度の火で大人数のごちそうが仕上がる。サツマイモ・カウカウは焼いても茹でても主食になり、山でも育つ命綱だ。サゴの澱粉はバナナと合わせて団子にし、貴重な食材を無駄なく延ばす。豚は祭りのときだけの特別な蛋白源として大切に扱う。共同体で分かち合う、豊かな知恵が生きている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 ムム(豚と芋のココナツ蒸し焼き)

豚肩…400g(大きめ角)、さつまいも…400g(輪切り)、かぼちゃ…200g、玉ねぎ…120g、ココナッツミルク…200ml、青菜(代替:ほうれん草)…100g、塩…適量、黒こしょう…少々

肉と野菜を一口大に切る。ボウルでココナッツミルクに塩・こしょうを混ぜる。バナナ葉(またはアルミホイル)に具を重ね、ミルクを回しかけて包む。耐熱皿にのせ、180℃のオーブンで75〜90分焼く(豚の中心が71℃以上になるまで)。包みを開いて青菜を加え、再び5分加熱してから供する。

1人前 約350円から 約100分

本場は焼石と土の窯で数時間、独特の土と煙の香りをまとう。日本版はオーブンとホイルで、豚と芋がココナツの旨みを吸った祭礼の味に近づく。

SkyMealスコア

14/25
うまさ
3/5
異国感
4/5
コスパ
3/5
ファーストクラス映え
3/5
日本で食べやすさ
1/5

芋と豚の蒸し焼きは親しみやすいが、パプアニューギニア料理に日本で出会う機会はほぼ無く、手作りが基本になる。