SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-165

SkyMeal Flight 165: モンゴル国へ行く

羊肉を薄皮で包んで蒸す、正月に山ほど作る蒸し餃子ブーズ。

From
東京
To
ウランバートル
Time
約6時間(直行)
Meal
ブーズ

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
地平線まで続く大草原に点在する白いゲルと、悠然と歩く羊や馬の群れ
次に食べたい料理
次は揚げ肉パイのホーショールか、岩石BBQのホルホグへ。

頂点の小さな穴からのぞく肉汁に期待しながらかじると、熱い羊の旨みがじゅわりと口いっぱいに広がった。皮はもっちり厚く、脂の効いた餡がずっしり満足感をくれる。旧正月に一家で何百個も包むと聞くと、この一つ一つに草原のもてなしの心が詰まっているのだと温かい気持ちになった。

モンゴル国の国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

ブーズ(Buuz)

羊肉を薄皮で包んで蒸す、正月に山ほど作る蒸し餃子。

ホーショール(Khuushuur)

ひき肉を半月形の生地で包んで揚げる、遊牧の肉パイ。

ホルホグ(Khorkhog)

熱した石と肉を密閉して蒸し焼きにする、岩石BBQ。

一皿の物語

ブーズの表の顔は、羊や牛のひき肉と玉ねぎを薄皮で包み、頂点に小さな穴を残して蒸した肉汁たっぷりの蒸し餃子。けれど裏側には、旧正月ツァガーン・サルに一家で何百個も包んで客をもてなす遊牧の習わしがあり、噛むとあふれる肉汁が草原の恵みそのものを伝える——大草原の遊牧の食という顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

モンゴルの食卓は、遊牧文化に根ざし、羊や馬などの肉と乳製品が中心だ。乳製品アーロールや発酵馬乳酒アイラグ、蒸し餃子ブーズや揚げ肉パイ・ホーショール、塩茶といった素朴で力強い料理が特徴だ。厳しい気候に合わせて保存性を重視し、野菜は少なく、乳茶や乾燥肉などの日常食が発達している。大草原と家畜の恵みが、たくましい食文化を育んでいる。

生活の知恵

貴重な肉は薄皮に包んで蒸せば、少量でも本数で満足感を出せ、肉汁を一滴も逃さない。脂の多いひき肉を使うのは、厳しい寒さに耐えるエネルギー源としての知恵でもある。乳は乾かしてアーロールにし、肉は乾燥させて保存する。熱した石で肉を蒸し焼きにするホルホグは燃料を無駄なく使う。草原の恵みを保存し尽くす知恵が生きている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 ブーズ(羊肉の蒸し餃子)

薄力粉…200g、水…110ml、塩…1g(生地)/牛またはマトン合挽き(脂多め)…220g、玉ねぎ…60g(みじん)、水…30ml(餡用)、塩…小さじ1/2強、黒胡椒…1g、(好みで)キャラウェイ…少々

粉と塩に水を加えて5分こね、ラップで20分休ませる。肉に玉ねぎ・水・塩・こしょう(好みでキャラウェイ)を混ぜ、粘りを出す。生地を直径3cmの棒にして12等分し、円形(直径8〜9cm、中心を厚めに)に伸ばす。餡をのせ、ひだを寄せて頂点に小さな穴を残して包む。クッキングシートを敷いた蒸し器で強火で15分ほど蒸す。

1人前 約250円から 約50分

本場は羊肉の脂の旨みと、頂点の穴から見える肉汁が魅力。日本版も脂多めのひき肉を使えば、噛むとあふれる草原の蒸し餃子を再現できる。

SkyMealスコア

15/25
うまさ
4/5
異国感
3/5
コスパ
3/5
ファーストクラス映え
3/5
日本で食べやすさ
2/5

蒸し餃子として日本人にもなじみやすい。モンゴル料理店で出会え、餃子の皮を使えば家庭でも作れる。