SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-148

SkyMeal Flight 148: マーシャル諸島共和国へ行く

発酵パンの実をココナツで温める、島の保存食ブイロ。

From
東京
To
マジュロ
Time
約13時間(乗継)
Meal
ブイロ

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
リング状に連なる環礁と、その内側に広がる遠浅のラグーンの淡い水色
おすすめの店
現在調査中
次に食べたい料理
次はココナツをまぶす米団子チュクチュクか、パンの実のココナツソースへ。

葉を開くと、発酵したパンの実の甘酸っぱい香りが立ち、ココナツミルクがそれをまろやかに包んでいた。もっちりとした食感は餅にも似て、噛むほどに独特の滋味がにじむ。台風や不作を乗り切るための保存食と知ると、環礁の暮らしの厳しさとたくましさが、この一椀に凝縮されているように感じた。

マーシャル諸島共和国の国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

ブイロ(Bwiro)

発酵パンの実をココナツで温める、島の保存食。

チュクチュク(Chukuchuk)

米団子におろしココナツをまぶす、素朴な一品。

パンの実のココナツソース(Breadfruit with Coconut Milk Sauce)

スライスしたパンの実に濃いココナツソースをかける副菜。

一皿の物語

ブイロの表の顔は、発酵させたパンの実のペーストを葉で包み、ココナツミルクで温めて食べる、甘酸っぱく滋味深い保存食。けれど裏側には、農地が乏しく台風にも見舞われる環礁の島で、豊作の実を発酵させて長く蓄えてきた命綱の知恵があり、地中窯で仕上げる伝統が今も残る——海に浮かぶ環礁の食という顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

マーシャル諸島の食卓は、太平洋に点在する環礁の国で、海産物やココナツ、パンの実・タロを主食に育まれた。乾燥や発酵で保存を効かせ、農地が乏しいため輸入加工食品や米も多く用いる。米国などの影響も受けつつ、マグロを地中窯で蒸し焼きにし、祝祭の共同食を大切にする。パンダナスの菓子も親しまれ、限られた島の恵みを工夫で生かしている。

生活の知恵

パンの実は豊作のときに発酵させれば長期保存が利き、不作や台風の時期を乗り切る命綱になる。それをココナツミルクで温めるだけでごちそうになり、無駄がない。米団子にココナツをまぶすチュクチュクは、少ない材料で作れる素朴なおやつだ。海の魚は地中窯でまとめて蒸す。乏しい環礁の恵みを発酵と保存で生かす知恵が生きている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 ブイロ(発酵パンの実のココナツ煮)

市販のブイロ(発酵パンノキペースト)…400g、ココナツミルク(無糖)…200ml、砂糖…小さじ2、塩…小さじ1/6、水…50ml、バナナの葉…適量(あれば・器に敷く)

ブイロは市販の真空パックなどを使い、家庭での自家発酵は行わない。小鍋にココナツミルク・水・砂糖・塩を入れ、弱火で温める。ブイロを1.5〜2cm角に切り、温めたココナツミルクに加える。ごく弱火で5〜8分、時々混ぜながら温める(沸騰させない)。器にバナナ葉を敷き、温めたブイロを盛る。好みで追いココナツミルクをかける。

1人前 約250円から 約15分

本場は自家発酵のブイロを地中窯で仕上げる。日本版は市販の発酵ペーストとココナツミルクで、甘酸っぱく滋味深い島の保存食に近づける。

SkyMealスコア

14/25
うまさ
3/5
異国感
5/5
コスパ
3/5
ファーストクラス映え
2/5
日本で食べやすさ
1/5

発酵パンの実は独特で好みが分かれる。マーシャル諸島料理に日本で出会う機会はほぼ無く、材料入手も難しい。