Flight Note
フライト情報 & 搭乗記
- 窓から見たい景色
- バロックの尖塔が連なる旧市街と、湖に浮かぶ赤煉瓦のトゥラカイ城
- おすすめの店
- TAVERNA LITUANICA
- 次に食べたい料理
- 次は冷たいビーツスープ、シャルティバルシチャイか、じゃがいものクゲリスへ。
飛行船のような大きな団子は、じゃがいもの生地がもっちりと弾力があり、中から肉汁の染みた餡が現れた。ベーコンとサワークリームの濃厚なソースが絡むと、ずっしり満足感がある。生と茹での芋を合わせる手間を思うと、じゃがいもをここまで極める国の愛情深さに脱帽した。
Food Data
料理データ
今日の機内食候補
肉を詰めた巨大なじゃがいも団子、飛行船の名を持つ国民食。
鮮やかなピンク色の冷たいビーツスープ、夏の定番。
じゃがいもをすりおろして焼くキャセロール、ベーコン入り。
一皿の物語
ツェペリナイの表の顔は、じゃがいもの生地で肉を包んで茹でた、飛行船ツェッペリンのように大きな団子。けれど裏側には、生と茹でのじゃがいもを合わせてもっちり感を出す手間のかかる工程があり、ベーコンとサワークリームのソースが濃厚に絡む——じゃがいもを極めた国の食という顔がある。
なぜこの土地で生まれたか
リトアニアの食卓は、ライ麦パンやじゃがいも料理、乳製品を基礎に育まれた。じゃがいも団子のツェペリナイや冷たいビーツの冷製スープ、燻製肉やキノコなど、バルトと東欧の影響を受けた素朴で季節感のある料理が特徴だ。森の恵みも巧みに生かす。厳しい冬を越すための保存の知恵と、じゃがいもへの深い愛情が、独特の家庭料理に結晶している。
生活の知恵
じゃがいもを生と茹での二種に分けて合わせれば、独特のもっちり感が生まれ、安い芋がごちそうに化ける。すりおろして出た水分の澱粉も無駄なく生地に戻す。中に少しの肉を詰めれば、大きな団子で満腹になる。ベーコンの脂をサワークリームと合わせて濃厚なソースにし、余さず使う。じゃがいもを極める、質実な知恵が生きている。
SkyMeal式レシピ
じゃがいも…600g(半量300gは茹でて潰す・半量300gは生擦りして水分を絞る)、豚ひき肉…200g、玉ねぎ…50g(みじん)、塩…小さじ3/4(生地・具に分ける)、黒胡椒…1g、ベーコン…適量、サワークリーム…適量
生じゃがいもを擦り、ガーゼでしっかり絞る。絞り汁の底に沈んだ澱粉を戻す。茹でて潰したじゃがいもと合わせ、塩少々を混ぜて生地を4等分する。具(豚ひき肉・玉ねぎ・塩・こしょう)を混ぜて4等分する。生地で具を包み、紡錘形(飛行船形)に成形する。沸騰した湯で20〜25分、静かに茹でる。別鍋でベーコンを炒め、脂にサワークリームを合わせたソースをかけて供する。
本場は生擦りと茹で潰しの二種のじゃがいもで独特のもっちり感を出す。日本版もこの一手間を守れば、飛行船のような団子を再現できる。
SkyMealスコア
- うまさ
- 4/5
- 異国感
- 3/5
- コスパ
- 4/5
- ファーストクラス映え
- 3/5
- 日本で食べやすさ
- 1/5
じゃがいも団子は親しみやすいが、リトアニア料理の専門店は稀で手作りが中心。工程はやや手間がかかる。