Flight Note
フライト情報 & 搭乗記
- 窓から見たい景色
- 雪をいただくドラケンスバーグの山々と、毛布をまとい馬を駆る高地の人々
- おすすめの店
- 現在調査中
- 次に食べたい料理
- 次は豆とかぼちゃの煮物ニェコエか、発酵ソルガム粥のモトホへ。
練り上げた主食は、もっちりとして淡白で、肉や青菜の煮込みを添えると素朴な滋味が引き立った。手で少しずつ取って煮込みを絡める食べ方が、どこか温かい。国土すべてが標高千メートルを超える「天空の王国」で、この一皿が寒い高地の暮らしを支えてきたと思うと、飾らない味に静かな力強さを感じた。
Food Data
料理データ
今日の機内食候補
トウモロコシの粉を練る主食、シチューに添えて。
豆とソルガム、かぼちゃを合わせた滋味の煮物。
発酵させたソルガム粥、爽やかな酸味の主食。
一皿の物語
パップの表の顔は、トウモロコシの粉を練り上げた、南部アフリカ全体で愛される粥状の主食。けれど裏側には、国土すべてが標高千メートルを超える「天空の王国」で、寒冷で乾いた高地の暮らしを支えてきた命綱の歴史があり、肉や青菜の煮込みを添えて手で食べる——雲の上の国の食という顔がある。
なぜこの土地で生まれたか
レソトの食卓は、南アフリカに囲まれた「天空の王国」で、トウモロコシ粥のパパやソルガム、青菜モロホと羊肉の煮込みを主に育まれた。発酵飲料ジョアラも親しまれ、南アフリカの影響も受ける高地の素朴な食文化だ。乾燥気候に合わせて保存食が発達し、トマトや豆のシチュー、焼きパンも日常的に食べられる。厳しい高地の恵みを生かした慎ましい料理が根づいている。
生活の知恵
トウモロコシの粉を練るだけで、安く腹持ちのよい主食になり、家族を満たす。それ自体は淡白だからこそ、少しの肉や青菜の煮込みを添えて全体を味わう。豆とソルガム、かぼちゃを合わせれば、肉がなくても滋味深い一皿になる。ソルガムを発酵させて粥や飲料にし、乾燥気候に合わせて保存する。高地の乏しい恵みを生かす知恵が生きている。
SkyMeal式レシピ
白トウモロコシ粉(マイズミール)…200g、水…700ml、塩…小さじ1/3、(添え)肉や青菜の煮込み
鍋で水を沸かして塩を入れる。トウモロコシ粉を雨のように振り入れ、ダマを潰しながら木べらで混ぜる。弱火にして蓋をし、5分ごとに混ぜながら15〜20分蒸し煮にする。まとまりと艶が出たら火を止め、器に盛って山形に整える。肉の煮込みや炒めた青菜モロホとともに、手で少しずつ取って食べる。
本場は練り粥パップに羊肉や青菜の煮込みを添えて手で食べる。日本版もコーングリッツで代えれば、南部アフリカの素朴な主食を再現できる。
SkyMealスコア
- うまさ
- 3/5
- 異国感
- 3/5
- コスパ
- 5/5
- ファーストクラス映え
- 1/5
- 日本で食べやすさ
- 1/5
練り粥は素朴で親しみやすく安いが、レソト料理に日本で出会う機会はほぼ無く、手作りが基本になる。