SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-048

SkyMeal Flight 48: キルギス共和国へ行く

天山山脈の遊牧民が、手打ち麺に肉と野菜の炒めをのせて山の夜を温める。

From
東京
To
ビシュケク
Time
約11時間(乗継)
Meal
ラグマン

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
雪を頂く天山山脈と、その裾に広がる青い高山湖イシククル
次に食べたい料理
次は揚げパンのボールソックか、炭火の串焼きシャシリクへ。

手打ちのもちもちした麺に、クミンの効いた肉野菜炒めが絡む。どこか焼きうどんにも似て、でも羊とスパイスの香りが確かに山の遊牧の味だ。麺文化が交易でこんな高地まで届いたのかと、一杯の来歴に感じ入った。

キルギス共和国の国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

ボールソック(Boorsok)

小さく切った生地を揚げるパン。茶や乳製品と共に。

ラグマン(Lagman)

手打ち麺に肉と野菜の炒めをのせる、シルクロードの麺料理。

シャシリク(Shashlik)

羊や牛をマリネして串焼きにする、市場の炭火の定番。

一皿の物語

ラグマンの表の顔は、手打ち麺に肉と野菜の炒めをのせた、シルクロード風の一杯。けれど裏側には、遊牧の民が定住の農耕民や隊商と出会う中で受け取った麺文化を、羊肉と乳製品の食に取り込んだ——交わりの歴史という顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

キルギスの食卓は、天山山脈の高地を馬で移動した遊牧民の暮らしに根ざす。羊肉や馬肉、発酵飲料クムズ(馬乳酒)が食の中心で、羊の脂を活かした料理が多い。シルクロードの交易を通じて中国由来の麺ラグマンや、中央アジアのプロフ、ナンが日常食になった。客人を最大限にもてなす歓待の文化は、厳しい高地で人が助け合って生きるための掟でもある。

生活の知恵

手打ちの麺は、少しの肉と野菜の炒めをのせるだけで満足の一杯になる。余った生地は揚げてボールソックにすれば、茶うけにも祝いの膳にもなる。羊はあらゆる部位を使い切り、脂も無駄にしない。乏しい高地の恵みを、麺と炒めで嵩増しして豊かにする知恵が生きている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 ラグマン(中央アジアの肉野菜麺)

牛もも肉…200g(細切り)、うどんまたは中華太麺…200g、玉ねぎ…1/2個、ピーマン…1個、にんじん…60g、トマト…1個、にんにく…1片、クミン…小さじ1、パプリカ…小さじ1、植物油…大さじ1、塩…小さじ3/4、水または牛だし…300ml

麺を表示通り茹でて湯切りする。深めのフライパンに油を熱し、牛肉を色が変わるまで炒める。玉ねぎ・にんじん・ピーマン・にんにくを加えしんなりするまで炒める。トマト・スパイス・塩・水を加え、中火で10〜15分煮て濃度のあるソースにする。麺にソースをかけて供する。

1人前 約350円から 約40分

本場は引き伸ばした手打ち麺が命。日本版はうどんや中華麺で代えても、クミンとトマトの効いた炒めソースでシルクロードの一杯になる。

SkyMealスコア

16/25
うまさ
4/5
異国感
3/5
コスパ
4/5
ファーストクラス映え
3/5
日本で食べやすさ
2/5

肉と野菜の炒め麺は日本人にも馴染みやすい。中央アジア料理店で近い味に出会えるが専門は少なめ。