SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-057

SkyMeal Flight 57: コソボ共和国へ行く

ヨーロッパで最も若い国で、薄いクレープが一層ずつ根気強く重ねられる。

From
東京
To
プリシュティナ
Time
約15時間(欧州経由)
Meal
フリヤ

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
なだらかな盆地に広がる新しい街と、周囲を囲む緑の山々
おすすめの店
現在調査中
次に食べたい料理
次は薄層のフリヤか、ラムのカセロール、タヴェ・プリズレニへ。

薄い生地の層をフォークで割ると、ヨーグルトのしみたクレープがしっとりほどける。何層も重ねる手間を思うと、一口の重みが違う。若い国の祝いの席で、女たちが交代で焼き続ける姿が見えるようだった。

コソボ共和国の国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

フリヤ(Flija)

薄い生地を何層にも重ねて焼く、花びらのような祝いの料理。

パイティ(Pite)

肉やチーズ、ほうれん草を詰めて焼くパイ。

タヴェ・プリズレニ(Tave Prizreni)

ラムとナス、ピーマンを重ね焼きするカセロール。

一皿の物語

フリヤの表の顔は、薄い生地を何層にも重ねて焼き上げた花びらのような料理。けれど裏側には、一層焼いてはクリームを塗り、また一層——を延々と繰り返す気の遠くなる手仕事があり、祝いの席に集う女たちが交代で焼き続ける、共同体の絆という顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

コソボの食卓は、バルカン半島で最も新しく独立した国の、若く力強い暮らしに根ざす。オスマン帝国の500年の支配が残したグリル肉やパイ料理ブレク、ヨーグルト、濃いトルコ式コーヒーが日常にある。肉と乳製品、季節の野菜が中心で、羊や子牛の煮込みが祝いの膳を彩る。アルバニア系住民が多く、素朴で温かい家庭料理と、コーヒーとラキヤを囲む語らいの時間を大切にする。

生活の知恵

薄い生地とヨーグルトだけで、時間をかければ豪華に見えるごちそう、フリヤになる。フィロ生地に安いほうれん草とチーズを包めば、腹持ちのいいパイ、ピテに。羊肉も野菜と重ねて焼けば、少量で家族分のカセロールになる。乏しい素材を手間と重ねで豊かに見せる知恵が生きている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 ピテ(ほうれん草とチーズのパイ)

フィロ生地…6枚、ほうれん草…200g、フェタチーズ…100g、卵…1個、プレーンヨーグルト…50g、オリーブ油…大さじ1と1/2+塗り用、塩…小さじ1/3、黒こしょう…少々

ほうれん草に軽く塩をふって水気を絞る。ボウルでほうれん草・砕いたフェタ・卵・ヨーグルト・こしょうを混ぜる。型に油を塗り、フィロを1枚ずつ敷いて都度油を薄く塗る。中央に具を広げ、残りのフィロで覆い表面に油を塗る。190℃のオーブンで25〜30分焼き、10分休ませて切り分ける。

1人前 約300円から 約45分

本場は自家製の薄い生地で焼く。日本版は市販のフィロ生地で代えても、ほうれん草とフェタの塩気でバルカンのパイの味になる。

SkyMealスコア

15/25
うまさ
4/5
異国感
3/5
コスパ
4/5
ファーストクラス映え
3/5
日本で食べやすさ
1/5

フィロのパイは親しみやすく再現も容易だが、日本に専門店はほぼ無い。家庭で作る楽しみが中心。