SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-167

SkyMeal Flight 167: ヨルダンへ行く

発酵ヨーグルトで煮た羊肉を米にのせる、国民食マンサフ。

From
東京
To
アンマン
Time
約15時間(乗継)
Meal
マンサフ

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
バラ色の岩を削って築かれた古代都市ペトラと、赤い砂漠ワディ・ラム
次に食べたい料理
次はひっくり返す宴料理マクルーバか、地中蒸し焼きのザルブへ。

羊肉をヨーグルトソースで煮た一皿は、酸味とコクが独特で、米に絡めると驚くほど食が進んだ。炒ったナッツの香ばしさがアクセントになり、大皿を囲む温かさが伝わってくる。客人を全力でもてなすベドウィンの歓待の心を思うと、右手で米をすくうこの作法まで愛おしく感じられた。

ヨルダンの国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

マンサフ(Mansaf)

発酵ヨーグルトで煮た羊肉を米にのせる、国民的料理。

マクルーバ(Maqluba)

肉・野菜・米を一鍋で炊き、器にひっくり返す宴料理。

ザルブ(Zarb)

砂に埋めた地中オーブンで蒸し焼きにするベドウィン料理。

一皿の物語

マンサフの表の顔は、発酵乾燥ヨーグルト「ジャミード」で煮込んだ羊肉を、たっぷりの米にのせて大皿で供する国民的料理。けれど裏側には、砂漠に生きるベドウィンが客人を最大限にもてなす歓待の精神があり、大皿を囲んで右手で食べる作法が誇りとして受け継がれる——歓待の心を宿す食という顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

ヨルダンの食卓は、地中海と中東の影響を受けた多様な料理が特徴だ。とりわけ国民食マンサフは、家庭や祭りの場で愛される。肉・野菜・米を一鍋で炊いて器にひっくり返すマクルーバや、砂に埋めた地中オーブンで蒸し焼きにするベドウィン料理ザルブも親しまれる。スパイスや新鮮な食材をふんだんに使った、味わい深く歓待に満ちた料理が息づいている。

生活の知恵

発酵させて乾燥させたヨーグルト・ジャミードは、乳を長く保存し、水で戻せば独特の酸味あるソースになる砂漠の保存食だ。羊肉を煮て米にのせれば、大皿一つで大勢をもてなせる。肉・野菜・米を一鍋で炊くマクルーバは燃料を節約し、ひっくり返す演出で祝いの席を盛り上げる。乏しい資源を保存と工夫で豊かに見せる知恵が生きている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 マンサフ(羊肉のヨーグルト煮と米)

骨付きラム肩…400g(大きめ角)、長粒米…200g(洗って30分浸水)、液体ジャミード…250ml(代替:プレーンヨーグルト200g+バターミルク100ml+塩少々)、玉ねぎ…適量、油…適量、水…適量、(添え)薄焼きパン・アーモンドや松の実

鍋でラムを表面が白くなるまで下茹でし、湯を捨てる。別鍋で玉ねぎを油で炒め、ラム・液体ジャミード・水を加えて弱火で40〜50分、ラムが63℃以上でやわらかくなるまで煮る(ヨーグルトソースは分離しないよう混ぜながら)。その間に米を炊く(米200gに水220〜240ml)。ソースの塩味と酸味を調える。皿に薄焼きパンを敷き、米・ラムを盛ってヨーグルトソースをかけ、炒ったナッツを散らす。

1人前 約400円から 約70分

本場は発酵ジャミードの強い酸味が要。日本版はヨーグルトとバターミルクで代えても、羊肉と米、ヨーグルトソースの組み合わせで歓待の一皿になる。

SkyMealスコア

16/25
うまさ
4/5
異国感
3/5
コスパ
3/5
ファーストクラス映え
4/5
日本で食べやすさ
2/5

羊肉と米、ヨーグルトの組み合わせは独特だが親しみやすい。中東料理店で出会え、家庭でも作れる。