SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-002

SkyMeal Flight 2: アイルランドへ行く

一個のジャガイモに、飢餓の記憶とパブの温もりが同居する。

From
東京
To
ダブリン
Time
約14時間(欧州経由)
Meal
アイリッシュ・シチュー

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
緑の牧草地が縫い目のように区切られた、雨上がりの島
次に食べたい料理
次はソーダブレッドにアイリッシュバター、あるいは牡蠣とギネスへ。

ひと匙めは、ただの芋と羊の煮込み。でも二匙、三匙と進むうちに、飾らない出汁の奥行きが効いてくる。派手さの対極にある「生き延びる食事」の温かさが、じんわり沁みた。

アイルランドの国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

アイリッシュ・シチュー(Irish Stew)

羊とジャガイモを水で煮る、飾らないアイルランドの魂の一皿。

ボクスティ(Boxty)

すりおろし芋とマッシュを合わせて焼くポテトパンケーキ。

コルカノン(Colcannon)

マッシュポテトにキャベツを混ぜたクリーミーな付け合わせ。

一皿の物語

アイリッシュ・シチューの表の顔は、羊とジャガイモを水で煮ただけの素朴な家庭料理。けれど裏側には、大飢饉を生き延びた民が「安い芋と乳と羊」で腹を満たしてきた、慎ましさと粘り強さがある。

なぜこの土地で生まれたか

アイルランドの食は、豊かな大地ではなく雨と草地から生まれた。穀物より根菜、贅沢な肉より羊と乳製品。ジャガイモは寒く痩せた土地でも育つ命綱で、だからこそ19世紀の疫病による飢饉はこの国を根底から揺さぶった。素朴なシチューやソーダブレッドの裏には、失われた命の記憶と、それでも食卓を囲もうとする温かさが流れている。

生活の知恵

高い食材はいらない。羊の安い部位とジャガイモ、玉ねぎ、水さえあればシチューが一鍋できる。残ったマッシュポテトはキャベツと混ぜてコルカノンに化け、生の芋を擦ればボクスティのパンケーキになる。芋を使い回す知恵が、そのまま家庭の味だ。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 アイリッシュ・シチュー

ラム肩(または牛肩)…400g、じゃがいも…中2個、玉ねぎ…1個、にんじん…1本、リーク(または長ねぎ)…1/2本、ローリエ…1枚、タイム…1枝、水…750ml、塩…小さじ3/4、黒こしょう…少々、パセリ…少々

肉は一口大に切り、さっと下ゆでしてアクを流す。鍋に肉・玉ねぎ・にんじん・リーク・ハーブ・水・塩こしょうを入れ弱火で60分、アクを取りながら煮る。じゃがいもを加えさらに25分。ハーブを除き、パセリを散らして供する。

1人前 約350円から 約90分

本場はマトンで長時間煮るのが基本。日本版はラムや牛肩で時短しても、芋と羊と乳の素朴な滋味は十分に寄せられる。

SkyMealスコア

18/25
うまさ
4/5
異国感
2/5
コスパ
5/5
ファーストクラス映え
3/5
日本で食べやすさ
4/5

素朴で優しく、日本人の口にも馴染みやすい。パブが各地にあり再現も容易。安さと親しみやすさが光る。