SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-115

SkyMeal Flight 115: ハイチ共和国へ行く

豚肉をマリネして揚げる、辛い漬物を添える国民食。

From
東京
To
ポルトープランス
Time
約22時間(乗継)
Meal
グリオ

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
急峻な山肌に張り付くカラフルな家並みと、その先に光るカリブの海
次に食べたい料理
次はコクのある豆ご飯ディリ・ア・ソース・ポワか、揚げ肉タッソへ。

一度茹でてから揚げた豚は、外は香ばしく中はしっとりで、噛むほどにライムとにんにくの下味が効いてくる。そこへ激辛のピクリーズを一口挟むと、脂がすっと流れて次のひと切れが待ち遠しくなる。辛味と揚げ物の往復がやめられず、独立の誇りを込めた国民食の力を感じた。

ハイチ共和国の国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

グリオ(Griot)

豚肉をマリネして揚げる、辛い漬物を添える国民食。

ディリ・ア・ソース・ポワ(Diri ak Sos Pwa)

コクのある豆ソースで炊く、ハイチ風の豆ご飯。

タッソ(Tasso)

味付けした山羊や牛肉を揚げる、グリオの兄弟分。

一皿の物語

グリオの表の顔は、豚肉をライムとにんにくでマリネしてから揚げた、外はカリッと中はほろりの国民食。けれど裏側には、フランスと西アフリカの文化が奴隷制の歴史を経て混ざり合ったクレオールの記憶があり、激辛のキャベツ漬けピクリーズが揚げ肉の脂を切って口をリセットする——独立の誇りを宿す食という顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

ハイチの食卓は、カリブ海の島に、フランスと西アフリカの文化が混ざって生まれたクレオール料理だ。米と豆、揚げ豚のグリオ、激辛の漬物ピクリーズ、キャッサバを、唐辛子とハーブの力強い風味で楽しむ。スープジュムのような祝祭料理や家庭の煮込みが充実し、ラムや屋台文化も盛んで、香味ペースト「エピス」が多くの料理の土台になっている。

生活の知恵

安い豚肩肉も、ライムとにんにくでマリネして一度茹でてから揚げれば、旨みを閉じ込めたごちそうになる。茹で汁は捨てず豆ご飯や煮込みに生かす。キャベツと唐辛子の漬物ピクリーズは、余り野菜を保存食に変えつつ揚げ物の脂を切る名脇役だ。香味ペースト「エピス」をまとめて作り置きし、少ない素材を力強い味に変える知恵が生きている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 グリオ(豚肉のマリネ揚げ)

豚肩肉…500g(3cm角)、ライム果汁…60ml、にんにく…10g(すりおろし)、タイム…1g、スコッチボネット…少量、塩…小さじ3/4、黒胡椒…少々、玉ねぎ…100g、水…適量、揚げ油…適量

豚肩にライム果汁・にんにく・タイム・塩・胡椒・刻んだ唐辛子を揉み込み、30分置く。鍋に豚・玉ねぎ・かぶる程度の水を入れ、沸騰後弱火で45〜60分やわらかく煮る(アクを取る)。肉を取り出して水気を拭く。揚げ油を170〜175℃に熱し、肉をきつね色にカリッと2〜3分揚げる。油を切り、塩少々で調え、キャベツの漬物ピクリーズを添える。

1人前 約350円から 約80分

本場は激辛のピクリーズと必ずセットで、辛味が揚げ豚の脂を切る。日本版も唐辛子控えめの漬物を添えれば、クレオールの力強い味に近づく。

SkyMealスコア

14/25
うまさ
4/5
異国感
3/5
コスパ
3/5
ファーストクラス映え
3/5
日本で食べやすさ
1/5

揚げ豚は日本人にも分かりやすく美味。ただしハイチ料理の専門店はごく稀で、手作りが基本になる。