SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-025

SkyMeal Flight 25: エチオピア連邦民主共和国へ行く

酸っぱいクレープの上で、真っ赤なスパイスの海に手を伸ばす。

From
東京
To
アディスアベバ
Time
約16時間(乗継)
Meal
シロ・ワット

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
標高2400mの高原に広がる街と、その先の断崖と峡谷
次に食べたい料理
次はスパイシーな鶏のドロ・ワットか、コーヒー儀式で締めを。

酸っぱいインジェラで真っ赤なシチューをすくって手で食べる。指先の感触ごと味わう食事に、最初は戸惑い、すぐに夢中になった。断食文化が生んだ豆料理の奥深さに、食べることの根源を見た気がする。

エチオピア連邦民主共和国の国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

シロ・ワット(Shiro Wat)

ひよこ豆粉をベルベレで煮る、滑らかな精進シチュー。

ドロ・ワット(Doro Wat)

スパイスで真っ赤に煮込む鶏とゆで卵の代表的シチュー。

キトフォ(Kitfo)

刻んだ生の牛肉にスパイスとバターを混ぜるタルタル。

一皿の物語

ドロ・ワットの表の顔は、ベルベレで真っ赤に煮込んだ濃厚な鶏のシチュー。けれど裏側には、玉ねぎを油もひかず一時間近く炒め続けるという気の遠くなる下準備があり、その手間こそが結婚式や祝いの日の「本気」を示すごちそうという顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

エチオピアの食卓は、アフリカで唯一植民地化を免れた誇り高い歴史の上にある。テフという極小の穀物を発酵させた酸っぱいクレープ、インジェラを皿にして、その上に何種類ものワット(煮込み)を盛り、皆が手で食べる。エチオピア正教の断食が長く、菜食の豆料理が驚くほど発達した。コーヒー発祥の地でもあり、生豆を炒るところから始まるコーヒー儀式は、もてなしの中心そのものだ。

生活の知恵

ひよこ豆の粉さえあれば、少しの油とスパイスで滑らかなシチュー、シロ・ワットができる。断食の菜食文化が発達したおかげで、肉なしでも満足できる豆料理の引き出しが豊富だ。インジェラは皿と主食とスプーンを兼ねるので食器もいらない。ベルベレという万能スパイスが、質素な素材を一気に「エチオピアの味」にする。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 シロ・ワット(ひよこ豆のシチュー)

ひよこ豆粉…100g、玉ねぎ…1個(みじん)、にんにく…2片、澄ましバター(または油)…大さじ1、植物油…大さじ2/3、ベルベレ…小さじ2、トマトペースト…大さじ1、水…500ml、塩…小さじ1/2

鍋で油と澄ましバターを温め、玉ねぎを透き通るまで炒める。にんにく・ベルベレ・トマトペーストを加え香りを出す。水を加え沸騰させ、ひよこ豆粉を少しずつ混ぜながら加える。弱火で10〜15分、とろみがつくまで煮る。塩で調え、濃度を水で調整する。インジェラかご飯と共に。

1人前 約250円から 約30分

本場はテフのインジェラで手食するのが命。日本版はご飯やパンで代えても、ベルベレと澄ましバターの香りでエチオピアの入口までは十分に届く。

SkyMealスコア

21/25
うまさ
5/5
異国感
5/5
コスパ
4/5
ファーストクラス映え
4/5
日本で食べやすさ
3/5

手食の体験、酸っぱいインジェラ、複雑なスパイス——異文化度も満足度も高い。専門店も各地にある。