Flight Note
フライト情報 & 搭乗記
- 窓から見たい景色
- アドリア海に浮かぶ島々と、オレンジ色の屋根が連なる城壁の街
- おすすめの店
- Dobro
- 次に食べたい料理
- 次は魚介のトマト煮ブルデットか、牛肉の煮込みパスティツァーダへ。
蓋を開けた瞬間、ローズマリーと肉汁の香りが一気に立ちのぼる。じゃがいもは肉の脂を吸ってしっとり、肉はほろほろ。待つ時間ごと美味しい料理だ。海と山を抱えた国の、時間の贅沢を味わった。
Food Data
料理データ
今日の機内食候補
肉や野菜を鉄の蓋で覆って蒸し焼きにする伝統料理。
数種の魚をトマトで煮る、ダルマチア沿岸の魚介シチュー。
牛肉をワインで漬けて煮込む、ダルマチアの祝いの煮込み。
一皿の物語
ペカの表の顔は、肉や野菜を鉄の蓋で覆って蒸し焼きにした、素朴で豪快な料理。けれど裏側には、熱した炭を鐘型の鉄蓋にかぶせてじっくり火を通すという、時間と火加減の職人技があり、待つことそのものが料理の一部という顔がある。
なぜこの土地で生まれたか
クロアチアの食卓は、地中海と中欧・バルカンが交わる細長い国土そのものだ。アドリア海に面した沿岸では魚介とオリーブ油、内陸では肉の煮込みとパプリカが主役になる。イストラ半島は白トリュフの名産地、ダルマチア地方は干し肉やワインで知られる。イタリア、オーストリア、オスマンの影響が地域ごとに層をなす。海と山の恵みを、じっくり時間をかけて味わう食文化だ。
生活の知恵
鉄の蓋で覆って蒸せば、安い部位の肉も野菜も、余分な油なしにしっとり柔らかく仕上がる。硬い牛肉はワインで漬けて長時間煮込めば、ほろほろのごちそうに。数種の雑魚をまとめてトマトで煮ればブルデットという一皿になる。時間と火を味方につけて、素材を豊かに変える知恵が生きている。
SkyMeal式レシピ
子羊または鶏肉…350g、じゃがいも…400g、玉ねぎ…1個、にんじん…1本、にんにく…2片、ローズマリー…少々、ローリエ…1枚、オリーブ油…大さじ1と1/2、白ワイン…50ml、塩…小さじ3/4、黒こしょう…少々
厚手の蓋付き鍋(ダッチオーブン)に肉と野菜を入れ、油・塩こしょう・ハーブ・白ワインで和える。蓋をして180℃のオーブンで90分、途中で一度上下を返す。蓋を外して10〜15分焼き、香ばしく仕上げる。
本場は炭火の鉄の鐘サチで蒸し焼く。日本版はダッチオーブンで代えても、蓋で覆ってじっくり火を通す食べ方でアドリアの味になる。
SkyMealスコア
- うまさ
- 4/5
- 異国感
- 2/5
- コスパ
- 3/5
- ファーストクラス映え
- 4/5
- 日本で食べやすさ
- 3/5
肉と野菜の素直な旨みは万人向け。地中海料理店で近い味に出会え、家庭でも作りやすい。