Flight Note
フライト情報 & 搭乗記
- 窓から見たい景色
- 標高2600mの高原に広がる大都市と、緑の山肌に張りつく街
- 次に食べたい料理
- 次は豪快なプレート、バンデハ・パイサか、豚の丸焼きレチョナへ。
崩れたじゃがいものとろみと、形を保った芋のほくほくが、一つのスプーンに同居する。鶏の出汁とアボカドのまろやかさが加わって、優しく満たされる。芋の原産地ならではの、種類を使い分ける知恵に唸らされた。
Food Data
料理データ
今日の機内食候補
鶏と数種のじゃがいもを煮る、ボゴタの濃厚なスープ。
肉・豆・米・卵・バナナを一皿に盛る、豪快な定番プレート。
豚に米や豆を詰めて長時間焼く、祝祭の丸焼き料理。
一皿の物語
アヒアコの表の顔は、鶏と数種のじゃがいもを煮た濃厚なスープ。けれど裏側には、崩れる粉質と煮崩れない粘質のじゃがいもを使い分け、一つはとろみに、一つは食感にする——アンデスがじゃがいもの原産地であることを物語る、芋への深い知識がある。
なぜこの土地で生まれたか
コロンビアの食卓は、カリブ海・アンデス山脈・アマゾンという極端に異なる地域性が織りなす多様さの上にできた。標高の高い首都ボゴタでは芋のスープ、カリブ海岸ではココナッツと魚、アマゾンでは川魚。トウモロコシのパン、アレパは全土で朝から晩まで食べられる。世界屈指のコーヒーとフルーツの宝庫でもある。辛味は控えめで、地方ごとに顔の違う、家庭的で豊かな食文化だ。
生活の知恵
じゃがいもを種類ごとに使い分ければ、とろみも食感も一鍋で作れて、少しの鶏でも満足のスープになる。アレパはトウモロコシ粉と水だけで焼ける主食。豆や肉、卵、バナナを一皿に盛るバンデハ・パイサは、あるものを全部のせる豪快さだ。地域の恵みを無駄なく組み合わせる知恵が生きている。
SkyMeal式レシピ
鶏もも…300g、じゃがいも(粉質)…200g、じゃがいも(メークイン等)…200g、小粒じゃがいも…150g、とうもろこし(輪切り)…1本分、長ねぎ…1/2本、にんにく…1片、水または鶏だし…1.2L、塩…小さじ3/4、【添え】生クリーム・ケイパー・アボカド…各適量
鍋で鶏・長ねぎ・にんにく・水を弱火で20分煮て、鶏を取り出し裂く。粉質→メークイン→小粒の順にじゃがいもを加え、輪切りのとうもろこしも加える。じゃがいもが崩れてとろみが出たら塩で調える。鶏を戻して温める。生クリーム・ケイパー・アボカドは別添えで、各自加える。
本場は香草グアスカと固有品種の芋が持ち味。日本版はオレガノ少々と数種のじゃがいもで代えても、とろみと食感の使い分けでアンデスのスープになる。
SkyMealスコア
- うまさ
- 4/5
- 異国感
- 2/5
- コスパ
- 4/5
- ファーストクラス映え
- 3/5
- 日本で食べやすさ
- 3/5
じゃがいものスープは日本人にも親しみやすく再現も容易。コロンビア料理店も増えつつある優等生。