Flight Note
フライト情報 & 搭乗記
- 窓から見たい景色
- アンデスの雪嶺を背にした街と、太平洋に沈む夕日
- おすすめの店
- CASA DE EDUARDO
- 次に食べたい料理
- 次は炭火のアサードか、家庭のスープ、カスエラへ。
甘いトウモロコシの生地を崩すと、ひき肉とレーズン、オリーブ、卵が次々に現れる。掘り進める楽しさがある。夏の収穫を祝う母の一皿に、甘さとしょっぱさの共存という、家庭ならではの温かさを感じた。
Food Data
料理データ
今日の機内食候補
牛や豚を炭火でシンプルに焼く、南米のバーベキュー。
甘いトウモロコシの生地でひき肉を覆って焼く家庭料理。
肉と野菜を大きく切って煮込む、家庭的なスープ。
一皿の物語
パステル・デ・チョクロの表の顔は、甘いトウモロコシのペーストでひき肉を覆って焼いた家庭の一皿。けれど裏側には、その甘い生地の下に、レーズンやオリーブ、ゆで卵という「宝物」を忍ばせる——掘り進める楽しさを仕込んだ、母の愛情という顔がある。
なぜこの土地で生まれたか
チリの食卓は、南北に4000km以上も伸びる細長い国土の、多様な気候と豊富な海産物の上にできた。北の砂漠から南の氷河まで、地域ごとに食材が移ろう。先住民マプチェのトウモロコシやじゃがいもの文化に、スペインの食が重なる。太平洋の魚介、パンパの牛肉のアサード、そしてワイン。トウモロコシの生地でひき肉を覆うパステル・デ・チョクロは、夏の収穫を祝う家庭の味だ。素朴で温かい食文化が国土を貫いている。
生活の知恵
少しのひき肉も、トウモロコシの甘い生地で覆えば豪華な一皿になる。レーズンやオリーブ、ゆで卵を忍ばせて、量を増やしつつ味に変化をつける。牛肉と根菜を大きく切って一鍋で煮るカスエラは、あるものを効率よく満たす知恵だ。トウモロコシと身近な素材を、甘みと工夫で豊かに変える知恵が生きている。
SkyMeal式レシピ
牛ひき肉…200g、玉ねぎ…1個、レーズン…20g、黒オリーブ…2粒、ゆで卵…1個、クミン…少々、塩・こしょう…適量、【コーン層】コーン(冷凍)…400g、牛乳…100ml、バジル…少々、バター…10g、コーンスターチ…小さじ1、砂糖…小さじ1
フライパンで玉ねぎを炒め、牛ひき肉・塩こしょう・クミン・レーズンを加え水分が飛ぶまで炒めて肉層(ピノ)を作る。コーン・牛乳・バジル・砂糖・バターをミキサーで攪拌し、鍋で加熱しながらコーンスターチでとろみをつける。耐熱皿にピノを敷き、輪切りのゆで卵とオリーブをのせ、コーン層をかぶせる。200℃で表面が色づくまで20〜25分焼く。5分休ませて供する。
本場は生のトウモロコシをすり潰した生地が命。日本版は冷凍コーンで代えても、甘い生地の下に具を忍ばせる食べ方でチリの家庭の味になる。
SkyMealスコア
- うまさ
- 4/5
- 異国感
- 2/5
- コスパ
- 4/5
- ファーストクラス映え
- 3/5
- 日本で食べやすさ
- 2/5
甘いコーン生地とひき肉の組み合わせは親しみやすい。専門店は稀だが家庭で作りやすい。