SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-130

SkyMeal Flight 130: ブータン王国へ行く

唐辛子とチーズを煮込む、世界一辛い国の国民食。

From
東京
To
ティンプー
Time
約12時間(乗継)
Meal
エマ・ダツィ

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
断崖に張り付く僧院タクツァンと、谷を埋める赤米の棚田
次に食べたい料理
次は豚肉の辛煮ファクシャ・パーか、鶏のジャシャ・マルへ。

ひと口で舌を刺す辛さが走るが、すぐにチーズのコクが追いかけてきて、辛味を丸くくるんでくれた。唐辛子を野菜として山盛り食べる文化と聞いて半信半疑だったが、赤米にかけて食べると確かに主菜として成立する。汗をかきながらも次のひと口へ手が伸びる、癖になる辛旨だった。

ブータン王国の国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

エマ・ダツィ(Ema Datshi)

唐辛子とチーズを煮込む、世界一辛い国の国民食。

ファクシャ・パー(Phaksha Paa)

豚肉を唐辛子と大根で煮る、赤米に合う辛旨の肉料理。

ジャシャ・マル(Jasha Maroo)

生姜・唐辛子・トマトで鶏を煮込む家庭料理。

一皿の物語

エマ・ダツィの表の顔は、青唐辛子をチーズで濃厚に煮込んだ、鮮烈な辛さの国民食。けれど裏側には、唐辛子を香辛料ではなく「野菜」として山盛りに食べるヒマラヤ王国の食習慣があり、チーズのコクが激辛をまろやかに受け止める——幸せの国の食という顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

ブータンの食卓は、ヒマラヤ山中の王国で、唐辛子を野菜として多用する極めて辛い味わいが特徴だ。唐辛子とチーズのエマ・ダツィが代表格で、赤米やそば、豚肉や干し肉、蒸し餃子モモ、ヤクのバター茶も日常的に食べられる。山間の保存食文化に、チベットとインドの影響が重なり、標高の高い暮らしに寄り添う独特の食が育まれてきた。

生活の知恵

唐辛子とチーズだけで一皿の主菜が成立するのは、乏しい山間の畑を最大限に生かす工夫だ。豚肉は干して保存し、唐辛子や大根と煮て無駄なく味わう。赤米やそばといった高地でも育つ穀物を主食にし、ヤクの乳はバター茶やチーズに変えて余さず使う。厳しい標高の恵みを、辛味と発酵で豊かに変える知恵が生きている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 エマ・ダツィ(唐辛子とチーズの煮込み)

青唐辛子中心の生唐辛子…150g(縦割り・辛さは量で調整)、玉ねぎ…80g、トマト…100g、にんにく…10g、水…200ml、バター…10g、塩…3g、チーズ…適量(代替:フェタ75g+モッツァレラ)

鍋に唐辛子・玉ねぎ・トマト・にんにく・水・塩を入れ、蓋をして中火で8〜10分煮る。火を弱め、チーズを加えて溶かす。バターを加えてコクを付け、味を整える。辛さは唐辛子の量で調整し、赤米や白飯にかけて供する。

1人前 約250円から 約20分

本場は現地のダツィ(チーズ)と大量の青唐辛子で、野菜として辛さを味わう。日本版は唐辛子を減らし、フェタとモッツァレラで代えれば辛さを調整しつつ本場の輪郭に近づく。

SkyMealスコア

15/25
うまさ
4/5
異国感
4/5
コスパ
4/5
ファーストクラス映え
2/5
日本で食べやすさ
1/5

チーズのコクは魅力だが本場の辛さは強烈。専門店は日本に極めて少なく、辛さを調整した手作りが現実的。