Flight Note
フライト情報 & 搭乗記
- 窓から見たい景色
- 壮麗なギルドハウスが囲む世界一美しいと称される広場グラン・プラス
- 次に食べたい料理
- 次はビール煮込みのカルボナード・フラマンドか、締めに名物ワッフルを。
蓋を開けると白ワインと貝の湯気が一気に立ちのぼり、ふっくらしたムールの身が汁をたっぷり吸っていた。殻をトング代わりに身をつまむ食べ方が楽しく、合間にカリッと二度揚げしたフリットを蒸し汁に浸す。手が止まらないうちに山盛りの貝が消えていき、ビールが恋しくなる賑やかな一皿だった。
Food Data
料理データ
今日の機内食候補
ムール貝を白ワインで蒸し、フライドポテトを添える国民食。
牛肉を玉ねぎとビールで煮込む、甘酸っぱいシチュー。
リエージュ風とブリュッセル風、二種類の名物ワッフル。
一皿の物語
ムール・フリットの表の顔は、ムール貝を白ワインやクリームで蒸し煮にし、山盛りのフライドポテトを添えた、賑やかな国民食。けれど裏側には、フライドポテト(フリット)発祥を巡ってフランスと譲らない誇りがあり、貝の殻をトング代わりに身をつまむ食べ方まで様式になっている——豊かなビール文化とともにある食という顔がある。
なぜこの土地で生まれたか
ベルギーの食卓は、フランスとオランダに挟まれた国で、両者の影響を受けて育まれた。ワッフルやチョコレート、ムール貝とフリット、そして豊富なビール文化が根づく。牛肉のビール煮カルボナード・フラマンドのような地方色豊かな郷土料理も発達し、煮込みや内臓料理も親しまれる。トラピストビールやチーズも名物で、食への探究心が国中に息づいている。
生活の知恵
手頃なムール貝も、白ワインとエシャロットで蒸すだけで馳走になり、殻を器にして身をつまめば道具もいらない。じゃがいもは二度揚げで外はカリッと中はほくほくに仕上げ、無駄なく満腹にする。硬い牛肉はビールでじっくり煮込めば柔らかくなり、ビールの甘苦さがコクを添える。身近な素材とビールを生かし切る、豊かな知恵が生きている。
SkyMeal式レシピ
【ムール】ムール貝(活)…1,000g、白ワイン…150ml、エシャロット…60g、セロリ…50g、バター…20g、パセリ…5g、黒こしょう…1g/【フリット】じゃがいも…400g、揚げ油…適量、塩…適量
ムールは殻を洗い髭を除く。割れたものや叩いても閉じないものは廃棄する。深鍋でバターを溶かし、エシャロット・セロリを中火で2分炒め、白ワインを注ぐ。ムールを加えて蓋をし、強火で3〜5分、殻が開いたらすぐ火を止めて刻みパセリと黒こしょうをふる。じゃがいもは棒状に切って水にさらし、水気を拭く。160℃で4〜5分下揚げし、180℃で色よく二度揚げして塩をふり、ムールに添える。
本場は大鍋いっぱいのムールをフリットと山盛りで供する。日本版も活きムールと白ワインで蒸せば、貝の旨みたっぷりの国民食を再現できる。
SkyMealスコア
- うまさ
- 5/5
- 異国感
- 2/5
- コスパ
- 3/5
- ファーストクラス映え
- 4/5
- 日本で食べやすさ
- 3/5
ムール貝の白ワイン蒸しは日本人にも人気。ビール専門店やヨーロッパ料理店で出会いやすく、家庭でも作れる。