SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-029

SkyMeal Flight 29: オーストリア共和国へ行く

ハプスブルクの宮廷の記憶が、黄金色の薄いカツレツに宿る。

From
東京
To
ウィーン
Time
約14時間(乗継)
Meal
ウィーナー・シュニッツェル

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
ドナウ川沿いの宮殿と、アルプスに続く緑の丘
次に食べたい料理
次はザッハートルテとメランジェ(ウィンナーコーヒー)で、カフェの時間を。

皿からはみ出す薄いカツレツに、レモンをたっぷり絞る。衣は軽く、肉は上品。とんかつに似ているようで、この軽やかさはやはり別物だ。帝国の宮廷が磨いた「薄さの美学」を、口の中で確かに感じた。

オーストリア共和国の国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

ウィーナー・シュニッツェル(Wiener Schnitzel)

薄く叩いた仔牛肉を揚げる、オーストリアを代表するカツレツ。

ザッハートルテ(Sachertorte)

アプリコットジャムを挟んだ濃厚なチョコレートケーキ。

アップルシュトゥルーデル(Apfelstrudel)

薄い生地でりんごとシナモンを包んで焼くデザート。

一皿の物語

ウィーナー・シュニッツェルの表の顔は、薄く叩いた肉を揚げた大きなカツレツ。けれど裏側には、かつて中欧に君臨した大帝国の宮廷料理としての誇りと、皿からはみ出すほど薄く広げる職人技という顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

オーストリアの食卓は、ハプスブルク帝国が支配した中欧・東欧の広大な領土から集まった味の集大成だ。ハンガリーのパプリカ、ボヘミアの団子、イタリアの揚げ技法——多民族帝国の食が、ウィーンの宮廷とカフェで洗練された。ザッハートルテやアップルシュトゥルーデルといった菓子文化、そして何時間でも過ごせるカフェハウスの伝統は、帝国の華やかさの名残そのものだ。

生活の知恵

薄く叩いて広げれば、一枚の肉が皿いっぱいのごちそうに見える。りんごを薄い生地で巻けば、少しの果物で立派なデザート、シュトゥルーデルになる。硬くなったパンも団子やパン粉に生まれ変わる。帝国の豊かさの裏に、素材を美しく大きく見せる倹約と工夫の技が息づいている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 ウィーナー・シュニッツェル

仔牛肉(または豚ロース)薄切り…2枚、小麦粉…30g、卵…1個、パン粉(細かめ)…80g、塩…小さじ1/2、黒こしょう…少々、レモン…1/2個、揚げ油(またはバター)…150ml

肉を薄く叩きのばし、塩こしょうする。小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつける(衣は押さえつけずふんわりと)。170℃程度の油で片面1.5〜2分ずつ、衣が波打つように揚げ焼きする。油を切り、レモンを添える。

1人前 約400円から 約30分

本場は仔牛肉と澄ましバターで揚げる。日本版は豚や鶏で代えても、極薄に叩いてふんわり衣で揚げれば、宮廷のカツレツの姿に近づける。

SkyMealスコア

16/25
うまさ
4/5
異国感
1/5
コスパ
3/5
ファーストクラス映え
4/5
日本で食べやすさ
4/5

とんかつ文化の日本人には馴染み深く万人向け。専門店やカフェも多く、菓子まで楽しめる優等生。