Flight Note
フライト情報 & 搭乗記
- 窓から見たい景色
- 地平線まで続く緑のパンパと、点在する牛の群れ
- おすすめの店
-
コスタ・ラティーナ
Don Gaucho(ドンガウチョ)
アルゼンチングリル - 次に食べたい料理
- 次は炭火のアサード(牛ステーキ)か、マテ茶とドゥルセ・デ・レチェへ。
サクッと割ると、肉汁とレーズンの甘みが一緒に溢れる。オリーブの塩気が全体を締める。片手で食べられる気軽さの中に、これだけの奥行きを詰め込む——移民たちの故郷への思いが、ひだの一つ一つに畳まれている気がした。
Food Data
料理データ
今日の機内食候補
貝・肉・芋を葉で層にして蒸し焼きにする南部の野外料理。
肉やチーズを生地で包んで焼く、地方色豊かな肉詰めパイ。
薄い肉にパン粉をつけて揚げる、移民由来のカツレツ。
一皿の物語
エンパナーダの表の顔は、片手で頬張れる気軽な肉詰めパイ。けれど裏側には、広大な牧場で働く男たちの携行食として、そして各家庭が「うちのひだ(レプルゲ)」を競い合う、地方色と誇りの詰まった一品という顔がある。
なぜこの土地で生まれたか
アルゼンチンの食卓は、パンパ(大草原)の牛肉の上に、移民たちの故郷が積み重なってできた。スペインの煮込み、イタリアのパスタとピザ、先住民のトウモロコシ。19世紀末に大量に渡ってきたイタリア移民のおかげで、ニョッキやミラネッサは今や国民食だ。日曜にアサード(炭火焼き)を囲み、マテ茶の回し飲みで語らう——食は、寄せ集まった人々を「アルゼンチン人」にする接着剤でもある。
生活の知恵
余った肉は捨てずに刻んでエンパナーダの具にする。薄く叩いた安い肉にパン粉をつければ、ボリューム満点のミラネッサになり、パンに挟めばもう一食。牛肉大国だからこそ、端肉まで工夫して使い切る文化が根づいている。
SkyMeal式レシピ
餃子・パイ生地(または薄力粉150g+バター30g+水70ml)…6枚分、牛ひき肉…200g、玉ねぎ…1個、赤ピーマン…1/2個、パプリカ粉…小さじ1、クミン…小さじ1、塩…小さじ2/3、オリーブ(刻み)…20g、レーズン…20g、ゆで卵…1個、溶き卵…適量
玉ねぎと赤ピーマンを炒め、牛ひきを加え色が変わるまで炒める。パプリカ・クミン・塩で調味し粗熱を取り、刻みオリーブ・レーズン・刻んだゆで卵を混ぜる。生地に具をのせて半月に折り、端をしっかり閉じてひだを作る。溶き卵を塗り、200℃で15〜18分焼く。
本場は各地方で具や包み方が違う「顔」を持つ。日本版は市販生地で代えても、クミンとレーズン・オリーブの甘じょっぱさで十分アルゼンチンらしくなる。
SkyMealスコア
- うまさ
- 5/5
- 異国感
- 2/5
- コスパ
- 4/5
- ファーストクラス映え
- 4/5
- 日本で食べやすさ
- 4/5
肉の旨みが素直で万人向け。専門店も比較的多く再現も容易。文句なしの優等生。