SkyMeal お皿の上の、世界旅行。

SM-007

SkyMeal Flight 7: アルゼンチン共和国へ行く

パンパの牛と、移民が持ち込んだイタリアの記憶が、炭火の上で出会う。

From
東京
To
ブエノスアイレス
Time
約28時間(乗継)
Meal
エンパナーダ

※画像はイメージです

Flight Note

フライト情報 & 搭乗記

窓から見たい景色
地平線まで続く緑のパンパと、点在する牛の群れ
次に食べたい料理
次は炭火のアサード(牛ステーキ)か、マテ茶とドゥルセ・デ・レチェへ。

サクッと割ると、肉汁とレーズンの甘みが一緒に溢れる。オリーブの塩気が全体を締める。片手で食べられる気軽さの中に、これだけの奥行きを詰め込む——移民たちの故郷への思いが、ひだの一つ一つに畳まれている気がした。

アルゼンチン共和国の国旗

Food Data

料理データ

今日の機内食候補

クラント(Curanto)

貝・肉・芋を葉で層にして蒸し焼きにする南部の野外料理。

エンパナーダ(Empanada)

肉やチーズを生地で包んで焼く、地方色豊かな肉詰めパイ。

ミラネサ(Milanesa)

薄い肉にパン粉をつけて揚げる、移民由来のカツレツ。

一皿の物語

エンパナーダの表の顔は、片手で頬張れる気軽な肉詰めパイ。けれど裏側には、広大な牧場で働く男たちの携行食として、そして各家庭が「うちのひだ(レプルゲ)」を競い合う、地方色と誇りの詰まった一品という顔がある。

なぜこの土地で生まれたか

アルゼンチンの食卓は、パンパ(大草原)の牛肉の上に、移民たちの故郷が積み重なってできた。スペインの煮込み、イタリアのパスタとピザ、先住民のトウモロコシ。19世紀末に大量に渡ってきたイタリア移民のおかげで、ニョッキやミラネッサは今や国民食だ。日曜にアサード(炭火焼き)を囲み、マテ茶の回し飲みで語らう——食は、寄せ集まった人々を「アルゼンチン人」にする接着剤でもある。

生活の知恵

余った肉は捨てずに刻んでエンパナーダの具にする。薄く叩いた安い肉にパン粉をつければ、ボリューム満点のミラネッサになり、パンに挟めばもう一食。牛肉大国だからこそ、端肉まで工夫して使い切る文化が根づいている。

SkyMeal式レシピ

SkyMeal式 ビーフ・エンパナーダ

餃子・パイ生地(または薄力粉150g+バター30g+水70ml)…6枚分、牛ひき肉…200g、玉ねぎ…1個、赤ピーマン…1/2個、パプリカ粉…小さじ1、クミン…小さじ1、塩…小さじ2/3、オリーブ(刻み)…20g、レーズン…20g、ゆで卵…1個、溶き卵…適量

玉ねぎと赤ピーマンを炒め、牛ひきを加え色が変わるまで炒める。パプリカ・クミン・塩で調味し粗熱を取り、刻みオリーブ・レーズン・刻んだゆで卵を混ぜる。生地に具をのせて半月に折り、端をしっかり閉じてひだを作る。溶き卵を塗り、200℃で15〜18分焼く。

1人前 約300円から 約50分

本場は各地方で具や包み方が違う「顔」を持つ。日本版は市販生地で代えても、クミンとレーズン・オリーブの甘じょっぱさで十分アルゼンチンらしくなる。

SkyMealスコア

19/25
うまさ
5/5
異国感
2/5
コスパ
4/5
ファーストクラス映え
4/5
日本で食べやすさ
4/5

肉の旨みが素直で万人向け。専門店も比較的多く再現も容易。文句なしの優等生。