Flight Note
フライト情報 & 搭乗記
- 窓から見たい景色
- アドリア海の入り江と、山肌に張りつく赤い屋根の町
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- 次はフィロのパイ・ブレクか、ラキを一杯へ。
ひと口めで、ヨーグルトの酸味とラムの脂が同時にほどける。焼けた表面の香ばしさが全体をまとめる。オーブンひとつでこれだけのごちそうを作る——質素の中の豊かさが、じんわり効いてくる。
Food Data
料理データ
今日の機内食候補
ラム肉をヨーグルトと卵の衣で焼く、アルバニアの国民食。
ほうれん草とフェタをフィロ生地で包んで焼くパイ。
トマト・ピーマン・フェタを煮込む、パンに合う一品。
一皿の物語
タヴェ・コシの表の顔は、ラム肉をヨーグルトで焼いた優しいオーブン料理。けれど裏側には、貧しくとも手に入る羊乳のヨーグルトと少しの肉で「オーブン一つのごちそう」を作り上げた、バルカンの家庭の工夫がある。
なぜこの土地で生まれたか
アルバニアの食卓は、地中海とバルカンとオスマンが交わる場所にある。オリーブ油と季節野菜の地中海らしさに、500年に及ぶオスマン支配が残したヨーグルト料理やフィロ生地のパイ、グリル肉が重なる。山がちで海に面したこの国では、羊と乳製品、魚介、香草が食卓の主役だ。素朴なようでいて、支配と交易の歴史が幾層にも折り重なっている。
生活の知恵
ヨーグルトが救世主だ。安い羊肉も、ヨーグルトと卵の衣で焼けばやわらかくコクのある一皿になる。余ったほうれん草とフェタはフィロ生地で包んでパイに、残り野菜はトマトとチーズで煮てフェルゲセに。乳製品と野菜を組み合わせて、少ない肉を豊かに見せる知恵が生きている。
SkyMeal式レシピ
ラム肩(または鶏もも)…300g、プレーンヨーグルト…400g、卵…1個、米…30g、にんにく…1片、薄力粉…大さじ1、無塩バター…20g、オレガノ…少々、塩…小さじ1、黒こしょう…少々
肉を塩こしょうしバター半量で焼き付け、米・おろしにんにく・水100mlを加え5分煮る。ヨーグルト・卵・薄力粉・塩少々・オレガノを滑らかに混ぜる。耐熱皿に肉と煮汁を広げ、ヨーグルト液を注ぎ、残りバターを点々とのせて180℃で30〜35分こんがり焼く。5分休ませて切り分ける。
本場は羊乳ヨーグルトと羊肉。日本版は鶏ももとギリシャヨーグルトでも、卵とヨーグルトの衣が生むコクは十分に楽しめる。
SkyMealスコア
- うまさ
- 4/5
- 異国感
- 3/5
- コスパ
- 4/5
- ファーストクラス映え
- 3/5
- 日本で食べやすさ
- 2/5
ヨーグルトのコクとラムの相性がよく、日本人にも親しみやすい。専門店は少ないが再現は容易。